こんにちは。ぱんなです。
一条工務店のi-smartにて、平屋のお家を建築中です。
これまでの記事でも、わが家の新居を「平屋28坪」と紹介してきました。
この28坪という広さ、実をいうと、もう少し広いお家がいいなーと初めは思っていました。
しかし、人生初めての土地を選び、実際に現実に直面してみると決断はなかなか悩ましいもので、結果、総合的に判断して決めた土地で家を計画したら、28坪になったわけです。
加えて、当初の予算をはるかに超えた土地になってしまいました。
そんな土地選びについて、今回は少し書いていこうと思います。
1.平屋のための土地とは
(1)土地の広さ
一旦、一条工務店とは仮契約を交わしたものの、1年の仮契約期間に甘えてすぐに家を建てる気なんて全くなかった12月。
しかも、一条以外の工務店とも話を進めている段階でもあったので、まぁちょっと土地でも見てみるのもいいかなと思って土地探しを始めたのが、今に至ります。
なんども言うようですが、私たちは平屋を建てたいと思っていました。
私も土地を探してみてわかったのですが、土地選びに関しては何坪の平屋を建てたいか?を考えておくのがけっこう重要でした。
わが家の場合を例にとると、平屋なら最低30坪かなと考えていたので、「30坪の平屋が建てられる土地」を探しました。
なぜ、30坪なのか。
それにもちゃんと理由があります。
1人当たり7~8坪が、一般的に快適に住むために必要なお家の大きさと言われています。
そのため、将来、子どもが増えて4人家族になったとして、28坪(4人×7坪)~32坪(4人×8坪)という広さが目安になりました。
併せて、各メーカーの平屋の展示場で、これくらいの広さだと広すぎるかなとか、逆に狭すぎるかなとか、、それなりの感覚で30坪くらいがちょうど良さそう、という結果になったのでした。
さて、そうなると、土地の広さはどれくらい必要なのかということになるのですが、ここで出てくるのが建ぺい率です。
私の地域の場合、建ぺい率40%や60%という土地が多かったので、例としてその建ぺい率で計算すると、建築面積は次のようになります。
(a)50坪の土地の場合
・建ぺい率60%→30坪(50坪×0.60)
・建ぺい率40%→20坪(50坪×0.40)
(b)75坪の土地の場合
・建ぺい率60%→45坪(75坪×0.60)
・建ぺい率40%→30坪(75坪×0.40)
ということで、50坪~75坪、という面積を、土地を探すときの目安にしました。
(2)駐車場や庭は必要?
さて、希望の建物を作るのに必要な土地の広さはおおよそ検討がつきましたが、油断してはいけません。
もし、車を持っているならその台数分の駐車スペースが必要ですし(近くに月極の駐車場などがあるとかそういう場合の除いて)、庭でガーデニングやBBQを楽しみたいというのであれば、その分のスペースを確保しないといけません。
ちなみに、わが家は夫婦で車を2台所有していますので、最低2台は置く予定でした。
それに、まぁこれは主に私ですが、庭で草花を育ててみたり、家庭菜園をやってみたいというのもあったりしたので、小さくてもよいので庭がほしいという希望がありました。
車1台に対して、2.5m×5.0m(4坪弱)の広さが一般的らしいので(それに、わが家の場合は、大きいファミリーカーを将来買う予定はないので)、それが2台分と庭が少しでも取れるのであれば、土地の広さとしては合格点でした。
そうなると、ざっくりと、建築面積(30坪)+10坪ってところでしょうか。
その他にも、建物の左右や後ろにも隣の敷地からの距離を空けるためのスペースができるのは必須なので、その分の面積も多少考慮しても、建物30坪に対して、土地50坪~75坪であれば、そこそこ余裕がありそうです。
実際に、土地を探すことになった際は、各社の営業さんたちも60坪以上で探しましょう、と言ってくれたので、一般的に平屋を建てるならそのくらいの広さが必要だということなのでしょうね。
(3)平屋は日当たり重視
それと平屋の土地に忘れてはならないもの、それは、日当たりですよね。
2階建てが立ち並ぶど真ん中に平屋を建てて、日当たりが悪くて後悔するようなことはしたくないですし、屋根に太陽光発電を載せる場合は、特に、日当たりが重要です。
ということで、私たちが探した中でも多かった日当たりが良い土地の条件を3つ挙げてみました。
- 東南の角地
→これで目の前(道路の向かい側)に大きな建物がなければ、抜群に良い条件です。
- 広い土地(を買って北側に建物を寄せる)
→分譲地2区画分や、そもそも広い土地ならこんなこともできます。
予算内の金額であれば、なにも心配することはないです。
あとは、庭が必要以上に広くなっても構わないのなら、良い条件です。
- 南側が幹線道路などの広い道路に面した土地
→日陰ができないという意味では日当たりの条件は良いかもしれません。
ただし、目の前の道路の交通量が多いと騒音が気になったり、排気ガスで洗濯物が干せなくなったり、家に入るのに片方向からしかアクセスできなかったりすることもあるので、要注意です。
わが家の土地候補にも道路沿いのものがありましたが、生活が不便そうだったのでやめました。
(4)地区計画をチェックすべし
私たちが土地選びの際にもう一つ、重要視していたのは、地区計画です。
私の場合は、市町村のホームページで閲覧可能になっていたので、将来的に住みたい地域がどんな計画になっているのかを確認することができました。
商業用地をはじめ、住宅地、事業用地がどこに計画されていて、新しく開通予定の道がどれで、どの道に繋がる計画なのか、などが載っています。
例えば、この辺の土地がいいなと思ったとしても、商業用地だったり、その近くだったりすると、人の目が多くて落ち着かなかったり、急に高い建物が建って日当たり悪くなったりするかもしれません。
今後、何十年と住んでいく予定の家だと思うので、できるだけ環境も良い場所を選ぶためには、ぜひ、ご自身の地区計画をチェックしてみるとよいと思います。
2.土地の探し方
(1)自分で探す
わが家は、自分たちで探すほかにも、各メーカーの担当営業さんにも土地探しをしてもらっていました。(まだこの段階では一条以外のメーカーとも話を進めていたので)
自分たちで探して出てきた土地情報は、営業さんに「こんな土地ありましたよ!」というかんじで随時共有していました。
どんなところの情報を見ていたかというと、次のようなかんじでしょうか。
→すぐに調べやすいところというと、こういう情報サイトでした。
- 不動産屋さんのサイト
→意外と、隣町の不動産屋さんを調べてみるとお目当ての土地情報が載っていることもありました。
- 県の分譲地やメーカー指定の分譲地
→わが家の場合、わりとたくさん分譲地が出ている時期ではありましたが、申込に期限があって、そこまで買う気になっていなかったので、今思えば、あそこの土地も良かったな、というのもしばしば。
ただ、こういう分譲地の場合、仲介手数料が優遇されていたり、上下水道の引込みが整備されていたりと、買うにはとても良い土地だったなと思います。
あとは、メーカー指定の分譲地だと、例えば一条工務店で建てたいと思ってもその土地では建てられないことになるので、注意が必要です。
- 家に入ってくるチラシ
→こんなところに分譲地が…とか、見るだけで楽しかったです。
ただ、土地分譲というよりも戸建ての分譲のチラシが多かったような気がします。
- たまたま通りがかった空き地
→土地を探し始めると、これが不思議なもので、いつも通る道すがらにある、全く気にしていなかったような空き地も、「何坪いくら」という情報が目に付くようになります(笑)
こんなかんじで土地を探す日々でしたが、普段通る場所ならまだしも、そうでない土地は平日の昼間に見に行くことができません。
一条工務店の営業担当Y君の場合、私たちを案内する前にリストアップした土地を実際に見て回ったりしてくれていたようで、ある程度まとまった数の土地を、私たちの休日に合わせて案内してくれました。
時には、「この土地だと、僕の足で駅まで徒歩20分くらいかかりましたー。」なんてのもあったので、それはとてもありがたかったです。
他のメーカーの営業さんでも、打合せまでの間に、ある程度の土地を実際に見に行って、その情報を元に建物の提案をしてくれたので、営業さんは本当にすごいなと思いました。
(2)不動産屋さんで相談する
一条以外のメーカーで土地探しをした際は、提携している不動産屋さんに行って話を聞いたこともありました。
直接相談できるのと、土地を決めるならこのタイミングで決断した方がいいとか、値引の交渉など、自分たちでは足踏みをしてしまう部分を後押ししてくれるので、それは良いなと思いました。
結果的に、住みたい地域の情報はあまり出てこず、今の土地の方が出てきたのが早かったので、一度きりでその不動産屋さんとは相談する機会がなくなってしまいましたが、直接不動産屋さんに相談するのも、なかなか心強くてよかったです。
3.わが家の土地選び
そんなこんなで、12月に土地を探し始め、1月には土地の申込みを決断しました。
全然買う気なんてなかったのに、、、そこからはトントン拍子に家づくりが進みました(笑)
(1)土地予算オーバーの件
わが家の土地予算は、1000~1500万円としていました。
とはいえ、私たちの探していた地域のおおよその相場が1000万円前後だったので、それくらいで買えるといいなーと思いながら探していたのですが、、、
結果、約1700万円の土地に決めました(笑)
1000万円前後から1700万円というと、その700万円、総予算的に言うとかなりインパクト大です。
オプションや外構費用、その他の諸費用も考えると、予算を大きく超過することが想定されました。
もう、この時点で、不安が倍増です。
(2)優先したポイント
それでもこの土地に決めたのは、土地の値段よりも次のことを優先したからです。
- 学校が近いこと
- 駅まで徒歩で行ける距離であること
- 近くにスーパーやコンビニがあること
- 日当たりが確保できること
駅までも、今後子どもが通う小中学校までも、歩ける距離にあるのはポイントが高かったです。
それに、角地ではないものの、南側に高い建物はなく、冬でも日当たりは問題なさそうでした。
たまたま土地探しをしていたのが冬だったので、影が一番伸びる時間帯に現場を確認ができたのはラッキーでした。
加えて、ちょうど近くにスーパーやコンビニもあって、何かと便利そうな場所だったので、あの時点でまだ契約済みになっていなかったのは幸いでした。
まぁ、これだけそこそこ良い立地であれば、この土地の金額も納得かなという気もします。
今後、もしも家を売って引越すようなことになっても、まぁまぁ売れるようにと、その価値を買ったということにしました。
(3)妥協したポイント
土地の値段が多少超過したことと、それ以外に、妥協したのは土地の広さでした。
わが家の土地の広さは、約70坪。
建ぺい率ギリギリで建築したとしても、28坪が最大でした。
とはいえどうしても、不安だったので、どうしたものかと思っていましたが、ちょうど28坪の平屋のオープンハウスのお知らせが来て、そのお家を見学して本当に大丈夫か見に行ったこともありました。
そして、たかが2坪、されど2坪なのですが、間取りを工夫したり、その代わりにロフトを付けてみたりすればなんとかなるかな、ということで、良しとしました。
4.さいごに
長々と書きましたが、最終的に土地を決めるにあたって、やはり、予算オーバーの件については心配でした。。。
その不安をすこしでも解消するのに、家づくりを考えはじめたときからお世話になっているファイナンシャルプランナーの人に事情を相談しました。
その結果、まぁ、予算が上がった場合でもなんとかやっていけるという試算ができましたので、少しだけ、気持ちに余裕ができました。
ただ、これまで以上に、家計管理と節約は頑張らないといけないし、私は、共働きのままです_(:3 」∠)_